さよなら、そしておはようボーイ

 

最初の1ヶ月が一番長かった。

そのあとも毎日いろんなことが起こって大変なのにまだこの生活始まって2ヶ月かぁ、そんなしか経ってないのになんだか濃厚だなぁと、だいたい3ヶ月目くらいまでは思っていた。

が、4、5ヶ月と経っていくと日に日にスピードを増し、月日はあっという間に流れて、あれまぁ!もう1歳ですってよぉ。

早い。

 

アイホンで撮り続けてきた写真を見返してみる。アルバムにすることもなくただ撮りたまっていくぼうやの写真。すぐにいつでもその全てが見れるとは便利な世の中ね。

 

私の赤ん坊の頃からその後の子ども時代の写真などさほど残されていない。が、自分の赤ん坊の頃の写真などそんなに見返すもんでもないし数枚あれば充分なのかもしれない。

 

しかし、自分の子どもは撮ります。

ぼうやに将来見てもらえないだろうけど撮ります。

そしてそれらを見返してこの頃はかわいかったなぁと夜な夜な酒のアテにして楽しみます。

そしてそれはもうすでに始まっている。

生まれたての頃、まだ腹に納まっている頃の写真から見返して、胎動の動画も見て、夫婦でかわいいなぁとビールをのんでいる。

楽しい、かわいい、愛おしい。

 

今のぼうやももちろん愛おしいが、赤ん坊の顔の変化はすさまじい。

だから昨日の、一昨日の、1ヶ月前の、半年前の、産まれたばかりの頃の、全てのぼうやたちは別人のようで、それはまるで出会いと別れを繰り返してきたようだね。

 

今日のぼうやも、もう寝てしまったからさようなら。また明日新しいぼうやにおはようを言おう。

 

1年たてば私の方にも余裕がでる。

なるほど、こんな感じで子育てって進んでいくのねとつかめてくるし、私にも覚悟と度胸が備わってくる。

そう、私も母になってきた。

こんな心の状態で、もう一度妊娠から陣痛、出産、そして新生児を抱っこして、その成長を見届けてみたい。そんな風に最近思ってきた。

 

どんな感じかなぁ。