テレビを見ていると、四億年前の三葉虫の化石がでた。
三葉虫は気持ち悪い。
海にいるフナ虫に似ている。
昔、伊豆の下田で海すれすれの岩場を景色がきれいだなぁって歩いていたら
みるみるうちにフナ虫に囲まれて、ぶるぶるしながら進んだ。
行けども行けどもフナ虫たちがぞわぞわ私を避けて動き回る。
決して襲ってくるわけではないとわかってはいるけど、あの動き!!!
みぞおちの辺りがキューンとなる。
生きた心地がしなかった。
下田のフナ虫は私が今まで知っているフナ虫よりはるかに巨大だった。
ちなみに、今ちょうど季節ですが、
下田公園では毎年6月に一か月間アジサイ祭りが開かれる。
そこに咲き誇るアジサイも本当に巨大。
人の頭は優に超す。
アジサイといえば鎌倉の明月院も有名だし、無理してでかけなくても
この時期その辺でたくさん見れますが、
下田のアジサイの大きさは一見の価値ありだと思う。
一山、アジサイの山。
アジサイの間を縫うように遊歩道が続く。
視界はアジサイのみになる。
巨大なアジサイどもが行く手を阻むようにもたれかかってくる。
そのままアジサイに喰われて、まるで未知の世界へと連れていかれてしまいそうな
迷宮が広がっている。
ちょっとしたスリルを味わえます。
山になっているので、てっぺんからの眺めは青い海や黒船、下田富士も見えて
景色も大変美しいです。
下田公園は海に突き出た島みたいな地形になっている。
その公園の海に面した側が巨大なフナ虫と出会ったスポットになっています。
梅雨の休日、ぜひ下田へ巨大なフナ虫とアジサイに会いに行ってはいかがでしょうか。