おいしいくださいな。

一人暮らしをするようになって初めて料理をするようになった。

最初は自分のために作って、

夫のために作るようになって、

そのうち友達に作るようになった。

 

自分の家以外では料理をしたことはない。

実家に帰ってもそこは母親の領域と料理はしなかった。

 

が、里帰り出産ということで帰ってきたが、

まだ出産の兆候もなく、一度に家事からも解放されてしまい

最初は(*´▽`*)ラッキーくらいに思っていたけども、

さすがに毎日ヒマでヒマで。

とうとう料理に手を出した。

母が仕事で遅く帰ってくる日のみおかずを数品作ることにした。

長年食べ続けてきた母親の料理を差し置いて

私がこの実家の台所にたつというのは、なんだか、複雑な思いがあるのです。

 

ごぼうとこんにゃくの梅煮

茄子とオクラの煮びたし

ひじきの煮物

トマトの卵炒め

 

をここ数日の間に作ってみた。

食べてもらうのはとてもドキドキした。

自分の作ったものを初めて人に食べてもらうのは常に緊張する。

 

味見して、でもよくわからなくなって。

えいっと仕方ない!これでどうだ!

という気持ち。

 

結果は両親ともにおいしいと言ってくれた。

とくに父親はふだんおいしいと言わないのに、

ごぼうとこんにゃくの梅煮はこれはうまいと言ってくれて、

素直にうれしく思いました。

 

自分で作って食べてもだんだんおいしいのかどうかわからなくなってしまう。

料理は自分で作って食べるより、誰かに作ってもらって食べたほうがおいしい。

そして私が作ったものをおいしいと言ってもらえることがうれしい。

食べてくれた人がおいしいと言ってくれるその言葉だけが私にとっては

おいしいのものさしなのかもしれない。

 

これからももっとおいしいを頂けるようがんばります!

 

ちなみに今日も母は仕事なので

これから無印良品のマッサマンカレーとナンを作ります。

それとサラダと残ってるおかずを皿にもるだけ。