かわいいとちいさい

 

ぼうやを抱っこして街を歩いているとかけられる言葉

 

かわいい

と言ってくれる人と

ちいさい

と言ってくれる人といる

 

かわいいは素直にうれしいけれど

ちいさいは素直に喜べなくない気持ちがある

 

ちいさいのかなぁ、、、

これでも大きくなったのになぁ、、、

まだ小さいのかなぁ、、、

なんだか少し考えてしまう

 

産まれた時がとても小さくて

それでもお乳をぐいぐいのんで大きくなった

そうして一か月健診でなんの問題もなければ

どんどん外出していきましょうと病院では言われている

 

最初は家の周りをぐるっとまわるのから始まって

少しずつ時間を長くしていく

慣れない外出に赤ちゃんも大変だけど

出産してひと月ではまだ母体にはダメージが残っていて

長く歩いていられない

でも歩かないと歩くようになれない

 

そんなことの繰り返しで毎日がすぎてゆく

筋トレの日々

 

そんなある日近くの商店街に買い物に行った際

あんなに小さいのに買い物なんて連れだしていいのかしら?

見てくれる人がいないのね

って声がコショコショっと聞こえてしまった

 

その時はなんとも思わなかったけど

帰り道なんだかその言葉を考えてしまって少し落ち込んだ

 

そんなこんなで

ちいさい

には少し過敏に反応してしまう

 

 

だけどこの前テレビに生まれたばかりの

本当に小さい赤ちゃんが映し出されたとたん

ちいさーい

私は思わず叫んでしまった

ちいさくてかわいいー

という気持ちが

ちいさーいだけになってしまった

 

ちいさいにたいした意味はない

気にするのはやめよう