自転車の思い出

先日実家に帰った際、久しぶりに自転車に乗った

前と後ろにカゴがついたやつ

がっしりしてて重い

だけどこの重量感がペーパー自転車ドライバーには安心する

 

妊娠中はもちろん乗らないし、その前からも乗っていない

おそらく五年くらい前から私の生活には自転車がいなくなった

車の免許も持ってはいるが

こちらはもっと乗っていない

前回運転したのはたしか四国に行った二年前

高知の街をおそるおそる運転した

 

以前は自転車が大好きだった

高校生の頃なんかは毎朝風を切るかのごとく

駅までズザーっと飛ばしていた

短くしたスカートからはパンツが見えていたかもしれない

 

大人になってからは観光地に行っては

自転車を借りることにはまる

とくに多かったのは京都

京都で自転車を借りることにはまり他の都市でも借りたくなった

年に一度京都に行くという時期があって

その時は毎度借りる

ただひたすら京都の町を西へ東へ走り回っていた

寺の見るためだった目的もいつの間にかメインが自転車

坂がないから走りやすい

 

自転車があればどこへだって行けると勘違い

梅田から太陽の塔まで行ってみたり

(たしか川を越えるのに一苦労した)

八重山諸島の島々へ上陸した際も自転車で島内めぐり

石垣島では川平湾を見に行ったりしたが

これは無理だと30分ほど走って気づいた

 

自転車で無理だと気づくと車になる

というわけで、この十年ほどの間

車を運転したのは自転車では無理だった川平湾と高知の街の二回

 

京都へも行かなくなってしまって自転車は遠のいた

 

自転車に乗らない生活になってからの中心的な移動手段は

徒歩と電車

 

通勤していれば毎日電車には乗っていたけど

やめてしまえば電車に乗る機会も減って 

もはや徒歩のみ

しかも暇だから歩くのも基本ゆっくりになっていく

 

だからか、自転車のスピードに慣れなくてこわい

なんて早いのでしょうか