愛のゆでたまご

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朝起きてそうじしたり洗濯したり

ごみを出しに行ったりとなかなかやることがある

それは夫は仕事が休みであっても

はたまた仕事がなくっても

主婦をしている私は関係なく毎日の日課として動いている

 

今朝も変わらず動いていると

起床した夫がやってきて

「たまごあるんだっけ?」

最近彼はゆでたまごにはまっている

彼のマイブームはゆでたまごである

詳しいことはよくわからないけれど

とにかく体にいいらしい

そんなわけで毎日ふたつゆでたまごを食べている

 

「あるけどゆでたまごにはなっていない」

「じゃぁ作ってもらおうかな」

 

ぷちん

私の中でなにかが切れた

 

あきらかに暇そうな夫が

あきらかに忙しそうな私にたいして

ゆでたまご作ってもらおうかな

とはいったい何を考えているのか!

 

「無職のくせに」

 

最近何かにつけてすぐこのワンフレーズが浮かんでしまう

その言葉をぐっと押し込み

「私はこの先あなたにやさしくできるか不安になるよ」

ガーン

とショックをうけている夫

 

そんな夫を横目にみつつ

私はゆでたまごをつくる


ゆでたまごはただたまごをゆでるだけだけど

毎日ゆでたまごを作るようになって

せっかくならおいしいのが作りたい

また、皮がつるんとむけて気分いいときと

まるでむけなくてぼそっと白身までむけてイライラするときとあるので

いつもつるんがいいな

どうしたらつるんになるかなって調べてみた


答えは茹で上がったらすぐ冷水につける

だそうだ

やってみてるけども、つるんといくときと

まるでいかないときとある

同じようにやっているつもりでも結果としてバラツキがあるのはなぜでしょう


ちなみにゆで時間は水からいれて

沸騰したら7分としている

最初はタイマーをかけていたけど

最近はざっくりと針が9にきたら…みたいなことになってしまっている


ゆであがりの硬さにもバラツキがある

皮のつるんの原因もつきとめずにいる


たまごがこんなことになっているのも

全て夫が無職になったからである

愛が足りないからたまごも適当


職あってこその愛

愛あってこそのたまご

たまごあってこその職


まずはしっかりたまごを茹でよう