さんぽかもふらーじゅ

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まいにち、まいにち

さんぽしている

 

ぼうやをだっこして

家の近所30分以内を手ぶらでぷうらぷら

 

私たちはさんぽが大好き

二人して無職のときには思う存分さんぽができた

二人ともきちんと働いて忙しくなると

気づいたらまるでさんぽができなくなってさみしいなと思った

ふたりで散歩し続けられるくらいのテンポで働き生活していきたい

 

無職だとさんぽしすぎて少し嫌気がさす

今は働いてもいて、散歩もできていいバランスができた

贅沢なのだ

 

日中はぼうやとふたりでさんぽに出る

だいたい同じルートで川沿いの公園をあるく

小一時間ほどぷうらぷらと歩いて頭の中をすっきりさせる

しょうもないことを考えながら頭の中を整理する大切な時間

 

さんぽに出るたびだっこ紐の中で眠ってばかりだったぼうやは

最近は眠ることも少なくなって空を見つめている

空にあきるとなぜか腕をばたばた

ギャーギャー叫びだす

楽しいのかな

飛びたいのかな

 

平日の昼間にさんぽしている人は

おじいちゃん、おばあちゃんが多い

もしくは犬を連れているひと

 

平日の昼間に犬もつれず若者がひとり公園をさんぽしていると

周囲の人から世捨て人だと勘違いされないだろうかと

少々不安になることが多かった

しかしぼうやがいると胸を張ってさんぽしていられる

これはすばらしい

 

平日の昼間に夫婦でとぼとぼ歩いているのと

ぼうやが一人加わるのとでは見え方がまるで違う

とくに夫なんてまずい

汚いカッコウでふうらふら昼間に一人でさんぽしていたら

完全に世捨て人

ぼうやのおかげで彼は世捨て人からイクメンへと華麗なる変貌をとげた