クリントとわたしのバースデー

朝、ふとケータイに目をやると

お誕生日おめでとうございますの文字

 

こんな朝早くからこんなことをメールしてくれるひと

わたしのまわりにいたかしら?

よく見ればそれは数年前に一度だけ行った新宿の美容院であった

今朝届いたメールの上には去年のメールが残っていた

 

毎年朝からおめでとうと言ってくれている

 

うれしいような

でもなぜかさみしさが増すようなそんなメールだった

 

 

そう、きょうはわたしの誕生日

 

数日前

誕生日はセルフプロデュースするよ!

とひとりやる気を見せていたんだけども

いざ当日になってみるとそれはいつもとなんのかわりもない

平凡な水曜日であるだけで

おまけにぼうや(9カ月)が覚醒のシーズンにいるため

朝早くから夜遅くまで起きていて、夜中の眠りも浅い

すっかり私は寝不足なのでありました

 

けれどせっかくなので花とケーキは買いました

 

花を買うとなれば、いつも野草のようなお花が好みですが

今日は誕生日ということでバラ

でも赤はちょっとやりすぎな気がして

オレンジのバラを買いました

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それを適当な長さに切り、グラスにいけたところ

普通もっと長めにいけるだろ、夫が口出しをしてきました

 

なにをもっての普通なのか

おまえさんの中だけの話じゃないのかい

わたしゃこの長さがよくてこれでやってんだい

 

と心の中で思いつつも今日はこの一言でやりきりました

 

きょうはわたしのたんじょうびだよ

 

そうでした、おめでとう

 

そのあとも

炒め物の味が塩辛いとか

ラジオが聞こえないとか

センスがないとか

つめがあまいとか

なんだかいろいろ言われたけれど

 

きょうはわたしのたんじょうびだよ

 

これですべてをのりこえました

魔法のことばだね

 

きょうという日のメインイベント

それはずっと続けてきたパイナップル貯金の成果を確認すること

そしてその成果は想像以上にたまっておりました

そのことについても記しておきたかったけど

もう夜も更けてまいりましたのでわたしはここらで寝かせて頂きます

 

パイナポーはまた後日語らせてください

 

クリント、あなたもすてきな誕生日をお過ごしでしょうか

わたしの誕生日はあと数分で終わりますよイーストウッド

 

おやすみなさい