快適なテント生活を探して

フジロックは三日間、苗場スキー場で行われる。

その際の宿泊先として、

一番リッチで便利で快適なのはご存知苗場プリンスホテル

しかしこれは大変人気な上、出演者、関係者も多数泊まるから、泊まるには抽選に当たらなければならない。

その他には近隣のお宿に泊まる。

徒歩圏内からシャトルバスで移動する距離のところ、はたまた越後湯沢駅周辺のお宿を利用する方もいるのかな。

 

我が家はキャンプである。

キャンプは何泊したって3千円でいいのでお財布に優しい。

しかしキャンプするのもなかなかつらい。

つらいことが好きってくらいの人でないとつらくてやってられないかもしれない。

 

テントを張ってもいいですよーと許可された場所、通称キャンプサイトは冬は苗場スキー場となる土地に広がっている。

スキー場ということは、斜面なのである。

いかに平らな場所にテントを張るかというのはみんなが望むこと。

平らでないところに張るとどうなるか…傾斜の低い方へたまります。

寝袋ごとずりずりと下がっていって夜中ずっと這い上がらないといけない。

 

平らなことは大事なこと。

 

その他気にかけるべきことは、窪地は避ける。

これは雨が降った場合、斜面を流れてきた雨水が溜まってしまうのだ。

 

あとは静けさと明るさ。

ま、この辺は耳栓アイマスクで防げるし、この明るさとうるささがたまらん!という場合もあるのでなんとも言えない。

 

会場へと続くメインゲートの他、最近はもう一つゲートができてラクになった。

どちらのゲートを使うかにもよるが、今日はメインゲートを使用するという体で話を進めたい。

 

メインゲートから近い女性限定エリアを青山、その他人気のサイトを渋谷、新宿、ここまで山手線といつも勝手に決めている。

ゲートからしばらく歩いた場所、勝手に東京に当てはめたら阿佐ヶ谷あたりにいつも私たちはテントを張っていた。

 

今年は今までとはまるで違うところへ挑んでみました。女性限定サイトの上の、急な坂道をえっちらおっちら登った先にあった楽園。

平らで、静か。

しかも夜はピラミッドガーデンからゆらりと音楽が流れてきて、それを聴きながら眠りにつけるという贅沢もついていた!

ゲートからも、坂を除けば遠くはない。

ただこの坂道がつらい。

 

私はベビーカーに大きなバックパックをのせ背中にはぼうやを背負って、夫はテント・寝袋など一式積み上げたカートをおして、それぞれ坂道を登る。はぁ!つらい!!

びっくりするほどつらかった。

 

前夜祭を含めて四日間を過ごすテントを張る場所は適当には決められない。

しっかり考え、観察して快適なテント生活を送れるようにしたいもんだ。

 

今年もわりと成功でした。

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