ヤケドさせちまった話

ぼうやの最近のマイブームはつたい歩き

壁や棚やテーブルやテレビ台、ソファ

私の肩や足や

なんでもかんでもつかまって歩く

 

手の届く範囲のものならなんでも触ろうとする

でも利口なもんで

それはダメ!と一度言ったものは遠慮がちにそーっと触る

触るよーとでも言ってるような目でこちらの顔を伺いながらやる

おかげで、ダメだってーと止めに入れるので今のところ大きなイタズラはない

 

がしかし、余裕をかましてやってしまった!

 

かわいいぼうやのおててに火傷を負わせてしまったのである

 

晩ごはんの支度時

その日は実家から国産牛をいただいたのでステーキにした

きれいに焼けて、さぁ食べましょう

わたしは冷凍庫で急速冷却していたビールの加減を確かめ

夫は魚焼きグリルから前日の夜の残りのお好み焼きを温めなおしてとりだしていた

ふたりともステーキにるんるんだった

ビールも冷えてるし、食事もすべてそろったと思った途端

あっ!!!

 

うぎゃーん!!

 

びろーんと出たまんまになっていた魚焼きグリルのへりにぼうやが手をかけてしまった

すぐに手を離してちょうど持っていた缶ビールで冷やす

 

手を見ると何もなってはいないからもしかして私の声に驚いちゃっただけかな?と思いながらもとにかく冷やしてやる

ずっと泣いている

 まるで泣き止まない

 

ひりひりするのかな

痛いよね、ごめんね

 

さて、このまま冷やすだけで大丈夫なのだろうか

とはいえこの時間もう病院はやっていない

心配だから区の救急案内に電話してみることにした

 

しかし、まるで繋がらない

何度かけても繋がらない

大変混み合っておりますのアナウンスが続くばかりでまるでダメ

その間も泣き続けるぼうや

同時進行でネットで火傷について調べる

 

するとあんまり冷やしすぎてしまうと体温調節が未熟な赤ちゃんは患部だけでなく体全体冷えてしまうと…確かに、手のひらを冷やしているのに肩も冷たい

タオルでくるむ

 

区がダメなら都だな

電話してみるがこちらは自動ガイダンスの質問がやたらと長い

ようやく病院を案内してくれたと思ったら羽田空港とか言い出したので

行けるわきゃないだろーっ!!と電話を切った

 

もう一度区に電話してやっと繋がって状況を説明し、診察が必要かと聞いたら

手のひらは神経がたくさんあって大切なところだからすぐ受信した方がいいと言われ、近隣の病院を2つ案内してもらった

 

1つ目の病院

たった今救急車が入ってきてしまったのでこれ以上は見れないと断られる

2つ目の病院

この時間眼科の先生しかいないと言われる

 

悩んだけれど眼科の先生にみてもらおうかと相談したところ、先生が直接電話に出てくれた

 

ちなみにここまでたどり着くまでにもう2時間近く経っていてぼうやは疲れて眠っていた

 

そのこともふまえて話したら、

せっかく寝ているのだったら起こしてここまでくるのは大変だから虫刺されの軟膏を塗って様子をみて大丈夫だと思いますと

もし急変してしまったり不安だったら朝までいるからいつでもどうぞと優しく言ってくださってこちらも安心できました

 

たぶん行かなくても大丈夫だろうなとは思っているけど、やっぱり不安

もっと簡単に急な病気や怪我のことを相談できるところがあればいいのになぁと思いました

というか、なんでこれほど繋がらないのか!

 

今回は大したことないから良かったけれどそうじゃなかったらどうなるのか

救急車呼べばいいのか?

こんな大都会東京でこんなにも病院が見つからないとはどうなっているのだろうか

 

後日、夫がこのことをじいちゃんに話したところ、火傷は親の責任とぴしゃりと言われてしまいました

まさしくその通り

深く反省しております…