どっぷり久作、ふんわり百合子

今週のお題「読書の秋」

 

子を産んで以来、すっかり本など読めなくなってしまった。

とはいえ、今はそういう時なだけで、

長い人生、またそのうち毎日本ばかり読んで困るなぁという時も訪れるだろうから、今は読めなくても困らない。

 

読めないけども、さんぽする時間はたくさんあるので子を連れて図書館を訪れては

毎回本を借りている。読めないけども、手元に読みたい本が一冊もないのもさみしいなと思って子の絵本と一緒に毎度数冊借りている。

ただし、内容が平和なもの、頭を使わずさらっと流し読みできるものに限ります。

 

 

以前はエログロナンセンス

大正末期から昭和初期の怪奇幻想物語。

夢野久作江戸川乱歩、も少し時は進んで阿部公房。

怪奇でなくても大正から昭和という時代が好きなのかもしれなくて

夏目漱石も、内田百閒も、よく読んでいた。

 

自分自身のためだけに気にせず時間をたっぷり使えるとして一冊選ぶとすれば、ドグラマグラ

秋の夜長、読書灯一つつけて

ウイスキーをちびちび舐めながらじっくりと読みふけりたいものです。

そうしてどっぷりと夢野久作の世界へと落ちていきたいものです。

 

....ブウウーーーーーンンンーーーーーーンンン........。

 

 

子がいるとなかなかこんな世界感へおちていくことは難しいし、

落ちていったらダメなような気もするのでもうしばらくはやめておきます。

 

子がいる今、時間をうまく使えて読書タイムをとれるようになったら読みたい本は

武田百合子のことばの食卓

 

ずっと読みたくて買ったはいいが最後まで読み終えられていないので

秋の夜長、甘いミルクティーでも淹れてゆっくりと読みたいな。

最近は子も夜まとめて寝るようになったんだから、静かに読書の夜を過ごすのもいいかもしれない。

 

百合子さんにならって、わたしも夫のことは「とうちゃん」と呼んでいる。富士日記もまた読み返したい。

 

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