腹のそこに転がる不安の種

さぁこれからはかわいいぼうやの成長を見守って、そうして二人目ができるようがんばってしばらく過ごせばいいのかなぁ…なんてのほほんと思っていた矢先、母が乳がん

 

人生っていろいろあるよね

 

告知を聞いたばかりの頃よりはショックも不安も小さくなったし、抗がん剤治療をしていても髪は抜けたがそれ以外目立った変化も見られずごはんもおいしく食べて仕事も続けているので安心はしている

 

が、それがいつまでも続く保証なんてない

そんな不安が常に腹の奥底にうずくまっていて重い

 

不安の種は?

 

検査を受けたらがんでした、とある日突然言われて、そうして母の前に現れた一人の男性(医師)に母の命を全て預けちまって、彼の言う通りの治療をはいそうですかと受け入れて治療してる

治療について質問することもなく今日までやってきてる

一度の検査で出た結果に基づいて半年先までの治療スケジュールが組まれちゃってる

 

それでいいのか?

 

告知を受けて治療に踏み切る前に一度報告してくれたらもう少し一緒に考えられたかもしれないのにと思ってしまう

今の病院と担当医に不満がある訳ではないが、ずいぶんあっさりと決めたもんだな、と

人生を左右する大切な治療を家族の問題として相談してほしかったなと思ってしまうんだ

 

母の治療について行って私も担当医と話をさせてもらった日、私はまだ無知で何も質問できなかった

本に書いてあったことと同じような話を聞いて、あぁこれは本にも書いてあったぞとただ思っただけでふむふむとうなづいていた

 

それから2カ月、今の私はあの時の私と違う

疑問質問がある

それを直接聞きに行きたい

が、それが叶わないのがもどかしい

 

母はセカンドオピニオンは望んでいない

はっきりと否定はしないが肯定もしない

 

じゃああとできることは担当医に疑問質問希望やらをぶつけてしっかり話し合って治療を決めることだと思う

それを望んでいる

 

巨大な総合病院に入っていって医師と面と向かって診察して、そうして治療について質問してこいだなんて母一人にまかせるには荷が重いはず

 

今気になってることは2つ

がんを小さくしてから手術するというが、希望のサイズに小さくなるまで抗がん剤を続けるのか

手術をしないという選択肢はありえないのか

 

 

ちゃんと聞いてきてくれるかなぁ