時間が経っても、づきづき傷む小さな傷
見た目にはたいしたことないのに、「ちょっと痛いなが」ずっと続く
そんな感じで
「将来、認知症になりますよ。」
突然言い放たれた言葉がわたしを痛めつける。
定期検診の予約を直前になって歯医者側にキャンセルされて、
別日を指定するも「空いてません」の連続で
「また電話します。」
から半年、ようやく予約を取り付けて久しぶりの歯のメンテナンスに行ったら
言い放たれた言葉
「将来、認知症になります。」
わたしには八重歯がある。
この八重歯が噛み合わせを悪くし、顎が歪みもう崩壊寸前
あと20年後くらいには顎がだめになって、認知症になると
医者に宣告されました。
アホみたいな顔で、首からタオルをかけられて
へーはーと聞いている。
実はこう言われたのは2度目で、この歯医者を初めて受診した時にも言われた。
それでその時は怖くなって、ながーい説明を受けたのだけど
この説明が、結構つらくて、その時わたしこの街へ引っ越してきたばかりで
夫の職探し、保育園に学校も全部新しくなって、20年ぶりの日常的に車の運転生活になって、全部一新、さらに貧乏で本当に大変だった。
そこへ、認知症だと言われて、怖くなって話聞いたら治療費バカ高くて、
調べたらそういうのってデンタルローンみたいなの組むらしく
素直に「うち、引っ越してきたばかりで、職も変わって大変でお金なくて必死にいきてるとこだから、正直自分の歯にお金かけられません。」って伝えてさ、
そしたら無性に悲しくなってきて、お家に帰ってひとりで泣いた。
あれから一年、今、夫婦ともども職を得て、毎日せっせと真面目に働いて
生活の余裕はでてきたけど、やはりデンタルローンを自分のために組むほどではない。
それよりまず息子の歯並びを矯正したいし、子の将来のためにお金貯めときたいし、
極寒の家を少し直したいし、ほかにもいろいろあってデンタルローンは組めません。
組むよう整備はできるかもしれないけど、優先順位に入らない。
あとね、高いお金払ってする治療がマウスピースつけるってので、
わたしなにかを装着するのがとにかく嫌いで、口にマウスピースいれて寝るってのがどうも今は受け入れられそうもなくて、それにお金を払えない。
あともうひとついうと、不安を煽って治療にもっていくその手法が受け入れられん。
自分でよく調べて、信頼できる人たちに相談して、自分で納得してから治療する。
納得できたらお金はちゃんと払います。
とりあえず、今は歯と歯茎のお手入れだけしてもらって、歪みはヨガやストレッチでほぐすようにして生活します。
20代の頃よりも、今、40代の方が全体的に健康になったという実感がある。
むかしはとにかく呼吸が浅かった。それに気づいてから意識して呼吸を深くするようになったらメンタルが安定して、鼻詰まりも減ったし喉もやられなくなった。
あいかわらず肩と首の痛みは続くけど、昔ほどじゃない。
だから日々の生活のしかたで、不調は治せるのでは?と思うところもある。
お金出して、治療すればすべてよし!ってほど生きるって単純じゃない。