わたしは子どもの頃からいろんなことができなかった。
たとえば、箸の持ち方も変だし、蝶々結びもできない。
はさみも上手く使えなかったし、逆上がりもできない。
食べれないものも多かった。
できなかったけど、あとからできるようにはなっている。
食べれなかったけど、あとから食べれるようにはなっている。
でも、「できない」が多すぎて、結構コンプレックスなのだった。
40歳をすぎてからいろいろできるようになった。
できないを克服するための40年が実ってきた感じ。
例えば、けん玉なんかもやったことなかったのにちょっとやってみたらすぐできた。
素直に嬉しかった。趣味にしようかと思ったけど、続けてはいない。
そういうことの類とは少し違うけど、最近できるようになったこと。
それは読書だ。
読書はこどものころから好きだった。
いろんな本を読んできた。
でも出産してからできなくなった。
たぶんまとまった時間をとろうとしなくなったこと
読書に集中する意識がなかったこと
そもそもそのように脳が動かなくなったこと、そんなとこ。
今年の夏休み、1年ぶりにこどもたちと実家へ帰省した。
10日間だ。
三年生と5歳になって、手が離れてきたのもあって、四六時中私が一緒に遊ばなくても
祖父母や遊びに来たいとこと勝手に遊ぶようになるだろうと見越して、
この10日間でなにかやろうと考えた。
1、読書
2、瞑想
3、ストレッチ&ヨガ
4、日記を書く
4つ、全部できた。ほぼ毎日できた。
今まではできなかった。
できた理由は、とにかく子らが成長していたことだ。
自分らでいろいろやっていた。
実家生活での10日でできたら、自宅に戻ってからもなぜかできるようになっていた。
毎日ではないけど、今まで全然できなかったのに今はできている不思議。
とくに読書。
10日で読んだのは
こんなに長い小説を読んだのは何年ぶりだったろうか。
本はずっと読んでいるけど、最後まで読み終えられなかったし、読むのは実用書やエッセイばかりだった。小説は本当に久しぶり。
読めたのだ。こんなに分厚いやつ。
読んでどうだったのか。
面白かったのか、小説ってなんなんだ?作者は男性なのに少女の話を書くってなに?
いろいろ考えたけど、最終的に思ったのは
本を読んでいる間は完全にその本の世界へトリップしてた。
その特別感といったら!
これって最高!さらにこんな分厚い本を読めた達成感も最高!
それ以来、本を読み続けております。
日記を書き続けております。
日記を思いのまま日記アプリ書き出してたら楽しくなって、ブログにも戻ってきたよ。
今はまたエッセイを読んでいる。
いつも図書館だけど、これは書いました。
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話題の「国宝」も読んでみたい。
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