人間ていいな

いいな いいな 人間ていいな

歌がありました

 

いいなと思っている本

赤ちゃんとの時刻にありました

人間ていいなってこどもたちが素直に思えるようにしてあげること

大切なことだそうです

 

自分のことを思い返してみると

10代の頃 私は学校が苦手で 窮屈を感じていて

いつも鳥になって好きなところへ飛んでいきたいな

だなんて本気で願っていました

 

私は子どもという時代には戻りたくないなと思っています

大人とこどもだったら大人のほうがずっと楽しいなって思っています

こどもはいつも同世代の子と比較されて

学校という小さな集まりが世界のすべてであって

私はいつもその世界にはうまくなじめていないような気がしていて

ここではない別の世界 私がしっくりくる世界がきっとどこかにあるはずだ

なんて考えて 鳥になったらその世界へと飛んでいけるような気がしていた

鳥になんてなれるはずないのに

 

鳥にはなれず 大人になった

大人になったら電車にのったり 飛行機にのったりして

好きなところへ自由にいけるんだってことがわかった

そうして私の世界は一気に広がって

いろんな街があって 国があって いろんな人がいるんだってことがわかった

 

だけどどこにも私がしっくりくる世界なんてなかった

 

夫と出会って 二人で作り始めたその世界が私が探し求めていた世界だった

今はもうどこにも行かなくてもいいし

何かになりたいとも思っていない

 

この世界で 人間として 生きていきたいなと思っている