家出した夜のはなし①

先月のはなし

 

3月はなんだかとっても忙しいというか

どんどん心と頭に余裕がなくなって

ほろほろだった

 

毎年楽しみにしていた花見ですら

なーんか面倒だなぁと思ってしまう始末

ひどい

 

なんでこんなことになったのか

 

原因はたくさんあるけど、話が長くなるから今夜は一番の原因を…

結局、夫である

 

夫は基本朝から夕方までの仕事なのに今年に入ってから夜の居酒屋バイトをすることがあった

それが3月は頼み込まれて回数が増えて、おかげで私は完全にワンオペ育児

 

育児してあげてる

ってこんな風に思ってしまうことが問題

 

通常なら育児してるというよりは

ともに生きるという気持ちで日々過ごしている

ぼうやは大人へ

夫は父ちゃんへ

私は母ちゃんへと

それぞれステップアップしてってるの

 

家族3人そろってお互い励ましあって日々生きたい

 

が、それが崩れた

 

人手不足の居酒屋は夫が出勤したおかげで助かったかもしれないけど、おかげで家庭が人手不足ですよ

ぼうやはとうちゃん不足ですよ

 

この状況がどうも受け入れられなくて文句ばかり言っていた

見たこともない店長の顔を想像しては

夫をアンタの店に出すためにこっちは親子ふたりでがんばってんだから私たちにも時給を払えーとかなんとか思ってた

 

すっごい大変でみんながんばってんのに

時給は千円

みんなおんなじ…当たり前

せっかく夜に出勤させてるのならしっかり働いてきてほしいのに、宴会が入るたった2時間だけの為に夫は使われる

 

つまり夫はぼうやが寝静まる時間まで帰ってこれず、朝も目覚める前に出勤しないといけないのにその代償が2000円

 

おいおい!

 

だったら毎日節約して質素に家族三人でご飯食べた方がみんな幸せになれるのに!

とかなんとか、とにかく文句があふれでる

 

こんだけ平日がんばって働いちゃうと土日の夫は廃人化

夫が安心して廃人になれるようにぼうやと私は外へ出ていかなきゃならなくて、これもまた腑に落ちない

 

私はいつ廃人になれるの?

ぼうやはいつとうちゃんと遊べるの?

 

そうしてまたやってくる月曜日

 

このやり場のないイライラが家の中に向けられ

洗濯機が古い!

冷蔵庫が小さい!

3階まであがるのがつらい!…

最終的に、引っ越したい!!!

 

それらの気持ちを夫に伝えようとすると、彼は疲れてるもんだから聞く耳もたない

こうゆうことが続くと私ももう話したくない

話してもムダ!

でも腹の虫がおさまらない

 

出した答えが、家出してやろうだった

 

文章にするとうまくまとまらず、え、それで家出?と思われるかもしれませんが

チリツモですよ

私だって自分がこんなに我慢ならないとは思わなかったもの

そしてそれは夫に一番感じて欲しかった

 

言って伝わらんのなら態度で示そう

そうして夜の街へ消えてゆくのだった

 

Neon

 

 

その2へつづく。