喫煙者にとっては肩身の狭い世の中になってきた。
飲食店でも禁煙の店が増え、電車のホームでももう吸えるところは少ない。
(真冬の夜のホームでの一服って好きだった)
私も以前は吸っている時期が少しありました。
ひとりでぼおーっとしたい時の口実にタバコってぴったりで。
若い女性がひとりただ何もせず公園のベンチなどでぼおーっとしていたら、周りの人からアイツ大丈夫か?みたいな目で見られかねないけど、タバコ一本手にするだけで、あぁ一服してんのね、となる。
しぶい喫茶店なんかへ行った時もやっぱり
coffee&cigarette
のほうがカッコウがつくじゃない。
お酒を飲む時だって、やっぱりタバコ一本あると気持ちがいいというか、吸いたくなって。
いい音楽を聴いた時にもやっぱり吸いたくなって。
でも、ある日仕事中に喉を痛めて声が出なくなって、その延長でまるでタバコが吸えなくなってしまった。
まるて身体が受け付けなくなってしまった。
それから数年後に妊娠して、出産して、と
どんどん私の生活からタバコは遠ざかっていった。妊娠中はタバコの煙は不快でしかなかった。
最近は少し戻ってきて、一本分くらいの副流煙ならまぁたまにはいいよね〜くらいに思っている。
でもそれ以上はやはりつらい。
飲食店なら禁煙の店を選べば済む話だが、海やイベント会場ではそうもいかない。
例えばフジロック
ステージ後方の、子連れの多いわりとゆるりとしたスペースのところを探してベビーカーと折りたたみイス2つ並べてライブがはじまるのをのんびり待つ。
もうすぐかなぁという頃には少しずつ人が増えてくる、その時!
喫煙する方が現われちゃうとちょっと困っちゃうよねぇ…おもむろに吸い始めて。でももうこちらも移動できなくて。
先日も浜辺でのライブを見にいって、うちは連れていかなかったけど周りには子連れも結構多くて、子どもたちも走り回ったりして和やかなライブだったんだけど…隣の方が喫煙者で。
おふたり交互に吸う。
一本なら…まぁとは思ったけどその後も吸って、やっぱり意識が向いてしまう。
いい気持ちだなぁと思ってるところにぷぅ〜んと煙が流れてきて、あぁ吸うのかぁと。
気持ちよかった気持ちが一旦途切れてしまう。
吸わないでとは言わない。
でもどこでも自由に吸える場所なんだから、少し周りを見てみませんか?
前も後ろにも子どもたちがいます。
吸うなら大人が固まってる席や、端っこの方に行って吸えないものでしょうか。
海水浴場やイベント会場での喫煙は吸う人の気持ちに頼るしかないと思う。
開放的な気持ちでの一服は最高だとは思いますが、火をつける前にほんの少し周りのことを考えてくれてらとっても嬉しいなぁと思うんだな。
ねぇじいさん。