振り返ればいつも貧乏

やさぐれホームステイの一か月を終え、帰国。

 

かつて世界ウルルン滞在記という番組がありました。

それを見て、世界はこんなにもフレンドリーなのかと思ったのは

やらせか?と、疑いたくなるほど、私の滞在記はあっさりと終わった。

ウルルン、してみたかった。

 

しかし、そのおかげで現実的に考えていこうと思えました。

次はもうあんな肩身のせまい思いをしたくないぞ、自立して住むぞ!

 

仕事を掛け持ちしてお金を貯める日々。

周りの友人は華やかなキャンパスライフを送っている。

私は朝から晩まで働いて、両親を説得しつつお金を貯める。

貯まったら納得してくれるかな、なんて。

キャンパスライフ中の友人はそんなに働いてるの?と驚き顔。

なにくそ!!と唾を吐きつつ働く日々。

このころのことは、実はあんまり記憶がない。

 

イギリスへ留学するとなると、まぁすごくお金かかっちゃう。

なんせ、物価が高い。当時は1ポンド=200円だった。

そんなに貯められるとは思えず、調べ続けた結果みつけたのが

ワーキングホリデー的なビザ。

日英ユースエキスチェンジスキームっていうのを図書館で見つけた。

まさに目からウロコの情報を、近所のこんなちっぽけな図書館でつかめるなんて!

神様ありがとうございます。

 

イギリスはワーホリはなくて、ワーホリといえばオーストラリアだったのに、

あるじゃない。

学校行かずにバイトしつつ滞在できるっていうビザ。

しかし、出稼ぎに行くわけではないので、お金は十分持ってますという証明として

預金が必要で、申請は25才まで。

 

留学斡旋業者を通さず、学校も行かず、一番安く滞在できるのはこれしかない!

やっとみつけた。

この情報を見つけられたってだけで私のイギリス行きは決まったも同然と

自身がついたのでした。