夕焼けを楽しめるような生活に
憧れていた
というのも、
わたし
空をぼけーっと見るのが好きだから
夕焼けも
朝焼けも
スカッと晴れた空も
どんより曇り空も
台風の空も
雲がどんどん流れる空も
どんな空でも
見上げれば
心がすっとして
はぁーいいきもち
時には写真におさめたくなるほど
美しい空もあって
本当に感動する
だけど、最近はなかなかゆっくりと
空を見ていない
それを
ずっと家の窓が小さいからだ
あまり空が見えないからだ
と決めつけていた
でも、今日ふと気づいたの
必ずしも
窓のせいだけではないということ
それは夕焼けが美しい時分には
夕食の準備が忙しく
空を見上げる心の余裕がなかった
またそれ以外の時には
足元には死守せねばならない
幼い命を二つ連れて歩いているもので
ぼんやり空を見上げる余裕など
なかったのである
今日は、たまたま
夕方、一歳の娘と近所をくるりと歩いた
西の空が
まるで天使でも降りてきそうな美しい空で
あぁもっとよく観察したい
せめて写真におさめたいと思ったけど
足元の天使に気を取られていたら
雲がどんどん流れてきて色が変わってしまった
せめて！
と撮った写真は
娘を抱っこして片手でどうにかiPhoneで
パシャっとしたけど
なんだかなぁ、と娘をみれば
あら、天使がにこにこ笑ってる
