いつの日だったか、まだぼうやがハイハイもできぬ赤子だった頃
だっこして近所をぷうらぷうら
歩き回っていたころに、ふと空をみあげて
気づいたの。
そうか、自称でもいいじゃないか、と。
それから少しずつ
自分のことをエッセイストだと信じ込ませようとしている
誰に迷惑かかるわけでもないのだし、
誰かに公表するわけでもないのだけど、
心の中でそっと
私はエッセイストです。
とつぶやいている。
以前酔っぱらって気持ちがよくなった時に
何度か言ったことがある
「50歳くらいになったらエッセイでも書けるようになりたい。
エッセイが書けるように人生を日々生きていきたい。」と。
それはたぶん20代のころ思っていて、その時は50歳なんて遠い未来と思っていたけど、いつのまにかもう35歳。
50歳はさほど遠い未来でもない。
20代のころエッセイストを思ったあの時から今日まで、
エッセイストに近づく何かをしたかというと、自称エッセイストをひらめいたことくらいだ。まずい。自称で終わる。
というわけで、もう少しまじめにブログを書いて書いて書いて。
とにかく書こう。
そうして夢は自然豊かな静かな湖畔の森の影で、
エッセイを書いて、自給自足的な生活をすること。
大きな犬とともに。
今二歳のぼうやが20歳になるころ、あたくしは53歳なので
あら、ちょうどいいじゃない。