先程までやっていたテレビ番組
ぽつんと一軒家っての
実家に帰省中で父親とワイン飲みながら見てたの
途中で母がぼうやを寝かしてくれて
父はほろ酔いで寝てしまって
わたしはひとりで見続けた
最後のお宅
集落から車で20分ほど急で危険な山道を登った先にあったお宅
調べると今は住んでないけど麓に住むおばあさんがたまに訪れると
で、その住人のおばあさんに話を聞くと、
数年前まで住んでたけど大病して今は麓の集落に住んで一年に一度、お盆に家族と一緒に山の家へ戻るということだった
おばあさんは幼い頃の病のせいで視力が落ちてほとんど見えないんだって
それでもうお嫁にもいけないと思ってたけど隣に住む幼馴染が嫁にもらってくれてとっても優しくしてくれて子は6人、孫12人、ひ孫11人の大家族になったと
そんな大家族が一年に一度
夏のお盆の時に山の上のぽつんと一軒家に集まるんだって
なんて素晴らしいの!!
酔っ払ってたのもあって、わたしすんごく感動してしまってひとりで泣いた
なにに感動したんだろう?
でもすごく羨ましい老後な気がする
わたしもそんな婆さんになりたい
一年に一度、みんなが集まってきてくれるような家族を作っていきたい
ご主人は若くして倒れてしまって、
目の不自由なおばあさんは働きに出ることもできなくて、おばあさんも、そして今は立派な大人になったその子どもたちたくさんの苦労をしてきたんだと思う
そういうの全部見てて、酔っ払いのわたしはひとり涙してしまうんだな
人のことは、深くわからないよ
でもおばあさん、今はきっと幸せなんじゃないかなぁと思って
家族がたくさんいてそうして集まって幸せなんじゃないかなぁって涙しちゃうんだよね
ほほほ。