夫とぼうやは申
わたしは亥
来年わたしは年女よ
夫はなにかにつけて
ぼうやは俺に似ているなぁとうれしそう
たしかに
どんどん似ていっている
平気でわたしの時間泥棒するところや
わたしに「うるさい!」と叫ばせるタイミング
とその手口
便のタイミング
夜更かしの朝寝坊
腹のでかた
笑いのツボ
などなど
だけどね
わたしはとうちゃんになんて似てほしくないと思ってるよ
もちろん
わたしにも似て欲しくない
親に似ず
元気に好きなことやって人生を謳歌していってほしいな
わたしなんてグジグジナメクジ人間だし
夫はぐーたら野郎だ
どちらにも似るなよ
と、夫とぼうやのよく似た寝顔をみながら
願うのだった