8回目の3.11

やはり毎年思い出す

あの日のことと

あの日から後のこと

 

東京にある今と変わらない部屋に住み続けているけれど

あの日は仕事で静岡の方にいた

 

揺れはさほどなかったけど

電車が全て止まったから自宅に帰れたのは翌日だった

 

情報が届かなくて

震源地がどこかもわからなくて

きっと伊豆地方なのかな?と漠然と思ってたら

その日泊まることになったホテルのロビーのテレビで始めてことの重大さを知った

 

まるで映画のワンシーンでも見ているかのような傍観者みたいな気持ちでもあった

初めてのことで頭がすぐに対応できなかった

 

 

あの日、すぐ自宅へ帰れなかったことを思うと

こどもがいる今はどうしてもこどもの近くに常に居られるようにしてやりたいと思ってしまう

働くなら職場は徒歩圏内がいい

 

せめて小さいうちは走っていってすぐ大丈夫だよと抱きしめてやれる距離にいたいと思ってしまう

 

 

夕方のニュースで

当時6歳だった女の子を亡くしたお母さんが話してて涙がこみ上げた

明るく笑うその女の子は幼稚園の帰りにバスに乗ってたら津波に流されちゃったんだって

 

それが現実なんだからつらいよね

 

毎年思って

心が痛くなる

以前よりは震災のこと見れるようになってきたけど当初は何も見れなかった

テレビを消して

毎日CDばかりきいて好きな本をたくさん読んで過ごした

仕事は休みになってしまってひきこもり

スーパーへ行くのも怖くて

近所のコンビニでビスケットとビールを買って

済ませていた

 

今はぼうやがいるんだからそんな弱いこと言ってられない

しっかりしなきゃ!

と毎年気合をいれる3.11

 

いま、わたしができること。|3.11企画 - Yahoo! JAPAN