薬を飲むほどではないが、常に貧血気味なのだと思う。
過去に採血検査後に倒れたこともあるし、
前回の妊娠時も貧血気味ですと言われた。
今回も、初期から軽く貧血だから気をつけてと言われていた。
そして、妊娠中期の血液検査で完全なる貧血になってしまった。
通常11くらいないといけない値が、8だった。
今回は助産院で出産するため、考えられるリスクは最大限抑えていかないといけない。
助産院には産婦人科医がいないので
妊娠初期、中期、後期と全3回は提携産婦人科医のもとで検査を受ける必要があった。
そして二月中旬、中期の検査をしに行ったのであるが、見事に数値は貧血確定値だった。
それからというもの、毎日朝晩薬をのみ、週に一度は病院へ通って注射を打った。
そのほかにも日々の食生活で鉄分の補給を気にするようにした。
さて、鉄分の多く含まれる食材とは?
レバ、赤身肉、カツオ、あさり、牡蠣、ほうれん草、小松菜、海藻類
きな粉、あんこも多いらしい。
あとはドライフルーツ類。プルーンとか。
青菜は毎日お浸しなどでとるようにして、ひじきやわかめもどうにかとった。
週に一度はレバや赤身肉、牡蠣などメインおかずとして食べようと思っていたけど、
長くは続かなかった。
普段菜食中心の質素な和食が好みだからレバや赤身などを週一食べると
一ヶ月くらいで疲れてしまった。
もう食べたくない。
どうしたものかと思っていたところにふと南部鉄器を思い出した。
いつか欲しいと思いつつ手を出さないでいる南部鉄器はお湯を沸かすことにより鉄分が取れてしかもお湯もまろやかになって美味しいという代物。
私は朝起きると毎朝白湯を飲む習慣がある。
この白湯を南部鉄器で沸かせたらと昔考えていたことを今更思い出して、
でも流石に突然南部鉄器を買うわけにはいかないからと調べたら、鉄玉ってのがある。
鉄玉をやかんに入れてお湯を沸かすと鉄分豊富なお湯が沸くという南部鉄器のような仕事をしてくれるのにわずか数百円から手に入る。
いろんな形があって、卵形からドラえもん、キティちゃん、埴輪。
埴輪がいいと思ったけど、2000円以上するので諦めて。
紐がついて吊り下げ収納ができる鯛にした。
お湯を沸かし終わったら釣り上げられるほっかほかの鯛がこれまた可愛い。
毎朝の白湯の他コーヒーや茶を飲む時、味噌汁作るときも鯛入れてせっせと鉄分摂取。
後期の血液検査ではなんと10を超えた。
もちろん毎日の薬と週一の注射があったおかげなのだが、それだけでもここまで回復するのってあまりないらしい。
おかげで週一の注射からは免れた。
子をつれてバスに乗っての通院はなかなかハードだったのでそれだけでもすごく嬉しい。
回復できなかったら助産院で産めないかもとも言われていたので本当に一安心。
鉄鯛が効いたのか、と一人思っている。
出産までこの状態をキープするのがこれから大切なこと。
毎日の鉄鯛とプラスしてレバと赤身肉もまた食べていこう。