母が乳がんになりまして

これを知ったのは去年の11月初旬

実家へ帰った日、父に聞かされました

突然で大変驚きましたが、来週から抗がん剤治療が始まると聞いてさらにショックを受けました

 

抗がん剤って、髪ぬけたりガリガリにやせ細ってしまったりする強いヤツでしょ?

そんな治療が来週から始まるって、早くないか?

 

母は大丈夫、大丈夫!と言いますが

私は大丈夫なことなんてあるか!

と不安な気持ちでいっぱいでした

 

で、その不安を少しでもやわらげようと私の乳がん研究の日々が始まったのでした

まず何事においても私にとって大切なのは敵が何者なのかを私なりに理解すること

 

過去にもいろんな研究を重ねてきました

出産・育児においてもじっくり研究して自分なりのスタイルを見つけてきました

その研究の材料はいつも本です

 

まず、わかりやすそうな乳がんの本を2冊ほど読み現在の一般的な治療の流れを把握

それから人の乳がん闘病ブログや芸能人の乳がんの記事を読んだりしました

 

母の命を預ける主治医とはどんな人か?と思い実際治療について行って話を聞いたりもしました

 

しかし調べていくうちに私の中のひねくれ野郎がムクムク大きくなってきて、そうして呟いた言葉

 

抗がん剤なんて本当に続けて大丈夫なの?

 

これは実際に治療を見学に行った時に感じたことでした

こんなに大量の薬剤を体に流し込んで大丈夫なのか?こんなにたくさんやらないと効果ないくらいがんて悪いものなのか?

がんとはいえ、毎日の生活の中で生まれてしまったものでしょう?

母はそんなに悪いもん食べてないと思うよ

 

そんな疑問を抱えていたある日、図書館で見つけたのは近藤誠医師の本でした

この方の本では抗がん剤は使わない方がいいとおっしゃっています

ただこの判断をするのは難しいし、ましてや私ではなくがんなのは母です

もうすでに抗がん剤をうっている母にちょっとまった!をするのは大変難しい

難しいが一度立ち止まって考えてみないか?

と進めているんですが、立ち止まってはくれないのが現実です

 

明日から2種類目の抗がん剤治療が始まります

3週間に一度の治療が4回かな?

で、明日から第2回戦が始まります

 

できればこの二回戦が始まる前に一度セカンドオピニオンを聞いて欲しかった

今の治療をやめてほしいとかでなく、参考までに聞いて見ようよ、と

その説得にあたろうと実家へきましたが、わたしにはできませんでした

 

私は昔から母とまじめに話すのが苦手です

真剣に伝えたい!と思うとうまくはぐらかされてしまい、それ以上続けようとは思えず、そうだねと負けてしまいます

今回のがんの治療についても本人が望まないことを私が強く言う理由があるのか?と

抗がん剤の何が悪いの?

一般的にみな抗がん剤治療でがんを克服している中、実際母の知人にもそういった人が多数いるなか、私が抗がん剤には不安があるのと言ってもまぁ、都市伝説オタクが何言ってんじゃい!と思われてしまうのがオチ

 

はぁ、都市伝説好きだなんて言わなきゃよかった…とは、関係ない

 

明日からの治療に待ったをかけることはできませんでしたが、今後も体調の変化には充分注意してもらって次は手術が決定してしまう前に主治医ともう一度お話できればと強く思っています

 

私が主治医と会うには誰かにぼうやを見ていてもらわなきゃならなくて、このことだけでも母につっこまれてしまうんですね

そんなことばっか言ってないでちゃんと育児しろって

 

してますけどね

 

このことがずっと心の隅っこにあって少しつらい気持ちになります

このまま治療を続けて本当に大丈夫かな?

もっともっと強く説得した方がいいんじゃないかな?って

 

みんなやってるから母も大丈夫なんて、100%じゃないでしょ?

不安に思っちゃうんだからしかたないじゃない