作ったものを一緒に食べてくれる人がいること

ひとの家、とくに台所を見るのが好き

 

夏の夜は窓を開けている家も多く、家の中が見えるとなんだかものすごく気になって

いけないなぁと思いつつも覗いてしまう

暖かい照明の色だと嬉しい

 

中央線みたいな高架を走る電車だとマンションの4階くらいの部屋の中が見えて

無防備なお父さんがテレビみてる姿とかみえるとね

ものすごく嬉しい、意味もなく、変態

 

 

 

最近は少なくなってきたけど

夕方ぽわわーんと漂ってくるカレーや煮物の匂い

食器のかちゃかちゃする音、フライパンを置く音

そういうの全部いい

たまらない

いつまでもなくならないでほしい

 

 

 

東京の台所

数年前にずっと読み耽っていたおかげでまだブックマークに残っていた

久しぶりに読んだらやっぱりおもしろくてまたはまっちまった

東京の台所2になっていた

 

www.asahi.com

 

 

毎日食事を作るのは本当に大変だ

何を作るか考えて、食材を準備して、なるべく手際よく素早く疲れすぎないように作る

食べてもらう

そして片付ける

死ぬまでずっと続く、食べるということ

たまに逃げたくなる

食べたくなくなる

でも、わたしは食べたくなくてももう一人暮らしじゃないんだから家族のために

毎日作る

 

 

でも知ってる

自分のためだけならわたしは料理はしない

毎日ビールと納豆ご飯で生きていくだろう

 

食べてくれるひとがいるから料理ができる

そのよろこびが見れるようになったのも

私自身がちゃんとごはんを食べれるようになったのもじつは最近だ

 

 

忙しくなるとすぐ忘れちゃうけど

わたしの作ったものを一緒に食べてくれる人がいることの幸せをかみしめて生きるよ