息子の小学校のこと②

先日書いたことの続きを書く。

 

 

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マンモス幼稚園に通いたくなくなった年中時代だったけど、

年長になったら嘘みたいに、毎日通うようになったのだ。

なにが原因かは、こちらもわからん。

担任の先生が若くてかわいかったのがよかったのかもしれない。

 

年長の一学期を毎日元気に通って夏休みに入るのとともに転園した。

円満転園てかんじ。

そして、引っ越した先で選んだ山の中にある小規模保育園へ。

見学に行った日からもう息子の目の色が違った。

そこにいるこどもたちの目の色も違った。

なんだこのキラキラ輝いた目は!しかもどいつもこいつもやたらと絡んでくる。

こんなに多くの子供に興味を持たれて見つめられたことなんてない。

何しにきたの?とずいずい聞いてくる。

遊ぼうと誘ってくれる。

あぁ、ここだなと思った。

それでも、行きたくないということもあった。

でも、もう私の中に揺るぎがない。

いま、たぶん、ここがベスト。

という心でいたからとことん息子と向き合い、行くように勧められた。

先生たちもすごかった。

息子の持ってる力をどんどん引き出し、それに応える一生懸命な息子の姿。

信頼関係がどんどん結ばれていくのがよくわかった。

親としても、先生たちのことを信頼できたから安心してまかせられた。

わたしは言葉使いや否定的なこと、根拠のないことを勝手に言わないでほしいなとか

こだわりがいろいろあるのだけど、そういう私の個人的な心配もこの先生たちは言わないんだなとわかった。

 

「ぼくは中学校まで学校へはいきません。」

と、なぞの宣言をしていたけれど、小学校へ行きたい、勉強したいと言うようになったのだ。

 

そこで、でた選択肢。

校区内の500人のマンモス小学校を選ぶか

校区外の80人の少人数制小学校を選ぶのか

 

散々に悩んだ。

近所の友達ができるから校区内の方がいい、歩いて通う方がいい

大勢に揉まれて育つ方がいい、わざわざ校区外にいくことない

いろいろと出た。

でも、やはり小規模校で静かにいるほうがいいのではないか。

それに山の中にある小規模校の方が、大好きな虫を捕まえられていいのではないか。

息子は特定の音に過敏に反応してしまうところがあり、喧嘩する声や、怒鳴り声なんかも気になるようで、人がたくさんいれば自然とみんな大きな声になる。

人数が少なきゃ声もおおきくならんだろう、そういうリスクは小さい方がいいのかねぇと。

甘やかしすぎだという声もありましたが、小規模校に決めた。

今、北欧レベルの先生一人につき生徒13人という環境で毎日お勉強しております。

先生たち全員生徒のことを知っているし、上級生とのつながりも多い。

最近は2年生の虫友達とカナヘビの話で盛り上がっている。

休み時間には大好きな虫とりに励んで、生活の授業では得意になって虫取りを披露するらしい。

 

よくも、悪くも全ては変化するのだ。

今は良くても、そのうちまたよくなくなるかもしれない。

そしたらまたその時にどうすればいいのかみんなで話あってみつけていけばいいと思う。

あれがいや、これがいや、あれがいい、これがいい。

なにがどういやで、どうしたらよくなると思うのか。

いつだって、なんだって、よく観察して答えをみつけていかなきゃならないと思うのよ。

なんでもね、わたしもいつもそうしようと思っている。

そしてそれをかぞくで伝え合う。

夫婦でよくこれで喧嘩するけど、ほんとうにじぶんのことをよく観察して

わがままにならない言葉で相手に伝えるって大変だけど、

かぞくで生活していくには必要なこと。

 

学校がいやになったり、大人になるのが不安になったり、生きていくことさえいやになることだってあるだろうけど、先にうまれて一通り経験して先を歩く大人として

そういう悩みはどんどん共有したいよね。

いやいや、大変なんだってそれ!あなどるな!って教えてあげたい。

そういう関係でいられるように今日もいきます。