ひさしぶりにパンを焼こうと思って、こねたところ
こねこねしているその感触や艶感がなんだかうまいパンになりそうな予感
ストーブの近くのあたたかいところで静かに寝かせている
どうかなー
毎度いきあたりばったりのパン
へこんでばかりの毎日だったけど
ある日腹をくくったのだ
これぞ、我が人生
すべてやるぞ、と
ラクなどできない、ラクをしようとするな
計画など崩すためにあるのだ
簡単にすませようとするな
現実を見る
しかと見る
比べない
できなくても、不器用でも、バカみたいでも
これがわたし、これが我が人生
そう決めてから全部ラクになった
ラクになったという言い方がいいのかはわからないけど
気が楽になった
だってぜんぜんうまくいかないのだもの
とくに夫、なんたる自由人！
それで、ほんとのところもうドロンと消えてしまいたいと
去年のおわりに思っていた
その気持ちをどう処理していいかわからず、
とりあえず離れようと思って
二週間、子をつれて自分の実家へ行ってみた
空港まで連れてきてくれて、いってきますと離れた時の
遠くに立つ夫の姿がとってもさみしそうで
あぁかわいそうなことしたなぁと思ったの
出会いから思い返してみたら最初からまともなところなんて何一つなかったのだ
それなのに、変なやつ、おもしろいやつと思って惹かれていったのはわたし
そしていつも本当に笑かしてくれる人だった
だからそれだけでよかったんだ
この人は笑っていればいい、家族を笑わしてくれたらそれでいいのだ
そういうことに気づいてから腹の底から力がむくむくきて
今さくさくと動けるようになった
もうすぐ春だし、４月から働きたいなと思っていたところ
ちょうどいい求人をみつけて、昨日電話した
決まるかわからない
続けられるかわからない
自信もないけど、とりあえず動いてみることにした
問題もある
あるけど、どんどんやらないと老いるし、死ぬ
自分だけでなく、両親も
とりあえずいまみんなそれなりに元気だから、動ける時に動いてとにかく稼がないと
問題は動きながら微調整していくしかない
私の働きたい気持ちを
夫も娘も義理の両親もいいね！といってくれるけど
ただひとり反対の息子
まぁ春までに解決策を探していくしかない
